日本での販売価格3750万円と、500台限定ながらついに2010年末の発売が正式に予告されたトヨタ自動車のスーパースポーツカー、レクサス『LFA』。

「私が開発初期から“味づくり”に参加した。本物を知り尽くしている人が最後に求める味を作り込んできました」(豊田章男社長)と、仕上がりには大いに自信を見せる。

日本産の市販スーパースポーツといえば、これまで日産『GT-R』が唯一の存在であった。そのGT-Rを大きく超え、560psを発生させる4.8リットルV10を搭載しながら、排気音は各国の騒音規制を余裕でクリアするレベルに抑えた。小さなエキゾーストノートでも迫力と快感を味わえるよう、楽器メーカーのヤマハと協力し、パイプオルガンに似た原理でミュージックサウンド的な排気音を意図的に作り出している。

「限界に挑戦することは、クルマ作りの本質に通じる。走る楽しさ、時代の先端をいく先進性を追求することの大切さは、これから先も変わらない」(豊田社長)

環境一辺倒という色彩が濃い今年の東京モーターショー会場において、環境技術では世界のトップランナーの1社であるトヨタ自動車が、レクサスLFAを筆頭にコンパクトRWD(後輪駆動)トヨタ『FT-86』コンセプト、パワー指向ハイブリッドをラインナップするハッチバックモデル、レクサス『LF-Ch』コンセプトなど、スポーティモデルを幅広くラインナップするのは興味深いところ。

「かつてはトヨタも『ハチロク』、『アルテッツァ』、『セリカ』など、スポーティカーをいろいろ出していました。それらが全て姿を消してしまったのは、自動車人として寂しい限り」と語る豊田社長。

遊びを感じさせるクルマが前面に押し出されているのは、楽しめるクルマ作りが大事という氏のフィロソフィの影響も大であろう。
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ロータスは、21日に開幕する東京モーターショーで、『エキシージ』の限定車「スクーラ」(SCURA)をワールドプレミアする。260psのスーパーチャージャーユニットを925kgの軽量ボディに搭載し、0-100km/h加速4.1秒、最高速245km/hの性能を発揮する。

エキシージはオープンスポーツの『エリーゼ』のクーペ版。スクーラは、2010年モデルの「エキシージS」をベースに開発された。スクーラとは、イタリア語で「ダーク」の意味だ。

外観は「ファントムブラック」と呼ばれるマットブラックで塗装。フロントリップスポイラー、オイルクーラーインレット、サイドエアスクープ、リアスポイラーはカーボンファイバー製とした。

室内は、シートとセンターコンソールにカーボンファイバーを使用。メタル製のハンドブレーキとシフトレバーノブは、アンスラサイト仕上げだ。

ミッドに置かれるエンジンは、エキシージの最強グレード、「カップ260」から移植。トヨタ製の1.8リットル直4「VVTL-i」ユニットに、イートン製「M62」型スーパーチャージャーを追加したもので、最大出力260ps/8000rpm、最大トルク24kgm/6000rpmを発生する。トランスミッションは6速MTだ。

スクーラは、パワフルなエンジンとエキシージSよりも10kg軽い925kgのボディとの組み合わせにより、0-100km/h加速4.1秒、最高速 245km/hという優れたパフォーマンスを実現。それでいて、欧州複合モード燃費は11.76km/リットル、CO2排出量は199g/kmと良好だ。

足回りには、レーシングカー「エキシージGT3」のノウハウを応用。ローンチコントロールやバリアブルスリップトラクションコントロール、オーリンズ製の車高調ダンパー、アイバッハ製スプリング、ヨコハマ製048LTSタイヤなどが採用された。

スクーラは全世界35台を限定発売。21日から世界一斉にオーダーを受け付ける。英国での価格は4万5000ポンド(約670万円)だ。ロータスは今年の東京モーターショーで、欧州メーカー3社の一角として、その存在感をアピールする。
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鈴商は21日に開幕する東京モーターショーで、新型『スパッセV』を初公開すると発表した。マツダ製ターボ(270ps)をミッドシップに搭載するライトウェイトスポーツだ。

鈴商は1973年、愛知県名古屋市に設立。自動車のパーツや中古車の販売を手がけてきた。2004年に国土交通省から認可を受け、正式に自動車メーカーとして名乗りを上げた。

同社の市販第1号車が、2004年に発表された『スパッセ』。ロータススーパーセブン』風のオープン2シーターで、エンジンは日産『シルビア』用の2.0リットル直4(160 - 220ps)を搭載していた。

同社のオリジナルスポーツカー第2弾が、東京モーターショーで披露されるスパッセVだ。今回は2シーターミッドシップのライトウェイトスポーツを提案する。

その心臓部に収まるのは、マツダ『アクセラ』の最強グレード、「マツダスピードアクセラ」用の直噴2.3リットル直4ターボ。ただし、吸排気系に専用チューンを施し、最大出力は270psと6psのパワーアップを果たしている。

スパッセVの真骨頂が、その軽さ。アルミやFRP、ステンレスなどの素材を積極的に採用し、車重はわずか850kgに抑えられた。パワーウェイトレシオは 3.15kg/psと超1級の数値だ。アクセラの強力なターボユニットが、アクセラよりも約500kgも軽いボディに搭載されるのだから、そのパフォーマンスは推して知るべしだろう。

鈴商はこのスパッセVを、2010年の半ばには市販する計画。日本にも久しぶりに華のあるスポーツカーが誕生する。
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